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第17章 揺れる心

「僕は大丈夫だ。　飯島さんが他の人とセックスしても、僕は耐えられる」
妹尾くんが言いました。

「だめよっ！　他の人とセックスして、私が性病をうつされるかもしれないのよ！　それが妹尾くんにもうつるのよっ！」
私には妹尾くんを断ることしか出来ません。

「飯島さんが性病になったら僕が直す。　僕は将来、医者になるから！」

「だめっ！　とにかく、淫交コース以外の人と付き合うことは、私にはできないから！」
つい、語気が強まる私。

妹尾くんがいくら寛容でも、私が他の人たちとたくさんセックスしたら、きっと苦しむに違いありません。

「こらっ！　図書館で騒いではいけませんよ！」
司書の先生がこちらに歩みよって来ました。