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華ヶ丘高校 淫交コース♪
第17章 揺れる心
「中学のころから飯島さんを好きだったんだ」
妹尾くんが言葉を続けます。

「そ・・・そんなに気を遣わなくっていいよ。 私の胸を触ったくらいで、責任を取る必要はないから。 私は淫交コースなんだから、胸を触られるのは平気よ」
驚きつつも私は笑顔で言いました。

特進コースでも女子から人気が高い妹尾くんが、私を好きになる理由がありません。
きっと、全裸校内散策のときに私の胸を弄っちゃったことを気にしていて、そのお詫びも込めて、こんな事を言ってるんだと思います。

「違うんだ。 今までずっと言えなかったけど、本当に飯島さんのことが好きなんだ。 僕と付き合ってほしい・・・」
妹尾くんの目つきが真剣です。

「本気?」
妹尾くんの目を見て尋ねる私。

「本気だよ」

「じゃあダメだよ。 私は淫交コースの生徒なのよ。 たくさんの人とセックスするんだよ」

私の脳裏に、今日のホームルームでの鈴木先生の言葉が過ります。
淫交コースの生徒が他のコースの生徒と付き合えば、その人を苦しめることになる・・・。
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