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第28章 男女相撲

５時間目の授業は体育です。

今日も多目的室で相撲です。

生徒たちはまず、教室で全裸になります。

「俺はどうすれば美佳ちゃんとキスをできるんだ？」
ズボンのベルトを緩めながら、ケンちゃんが美佳ちゃんに話しかけます。

「美佳ちゃんはケンちゃんとキスすればいいノニ。　ケンちゃんのキスは上手いデスヨ。　スワッピング実習の時、私はいっぱいケンちゃんとキスしまシタ」
ブラウスを脱ぎながら、ドロシーちゃんが話します。

「そうだよね、ドロシーちゃん！　俺のキスは上手いよな！」
声を弾ませるケンちゃん。

「何回も言ってるやろ。　私は愛する男としかキスはせん」
スカートのホックを外しながら言う美佳ちゃん。

「美佳ちゃんはどういう男を愛するんだよ？」
ケンちゃんが口を尖らせ尋ねます。

「私よりも強い男や」
スカートを脱ぐ美佳ちゃん。

元ヤンキーの美佳ちゃんらしい発言だって、私は思いました。

「美佳さんより強い殿方っているのかしら」
ブラジャーを外しつつ、麗香ちゃんが笑います。

「この前の相撲勝負では、ケンは美佳ちゃんに瞬殺されてるよね」
コウちゃんがそう言いつつ、ワイシャツを畳みます。