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第28章 男女相撲

教室の中では、服を脱ぎながら雑談が続きます。

「では、こういうのは、どうでしょうカ？　今日の相撲の勝負で、ケンちゃんが美佳ちゃんに勝てば、キスするというのハ？」
全裸になったドロシーちゃんが言いました。

「それは面白そうですね！」
武彦くんが声を弾ませます。

「面白そうですわ。　どうです、ケンさん？　美佳さん？」
麗香ちゃんが尋ねます。

「俺は…よっし、その賭けにのったぜ！」
トランクスを脱ぎつつ、ケンちゃんが答えます。

「私が勝つと思うけど、その場合はどうするん？」
ショーツを足から抜く美佳ちゃん。

「その場合は、ケンさんはこれから一切、美佳さんにキスを迫らないとうことでいかがかしら」
麗香ちゃんが提案します。

「じゃあ私もその賭けにのるわ。　ケンちゃんにキスを迫られるの、ウザいから」
美佳ちゃんがそう言って笑います。

美佳ちゃんは余裕の表情です。

「ケンはその条件でいいのかい？　相撲でケンが美佳ちゃんに勝てるとは思えないけど…」
コウちゃんは心配そうな口調です。

「男は負けると分かってる勝負でも、挑まなきゃだめなときがあるんだぜ！」
ケンちゃんが語気を強めます。