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第29章 図書館

夏休みになりました。

駅から学校に向かう坂道を登る私。
午前中ですが陽射しが強く、汗が噴き出し、ブラウスが身体に貼り付きます。

淫交コースの校舎に向かうためには、校門を通って左に曲がりますが、今日は右に曲がります。

そして、淫交コース以外の校舎が立ち並ぶ道を歩き、図書館に着きました。
図書館は夏休みにも開放されています。

夏休みの図書館は利用者が少なく、座席はほとんど空いてます。

コウちゃんの姿を見かけ、手を振る私。
コウちゃんも私に手を振ります。

コウちゃんと私は、図書館で一緒に勉強する約束なのです。
と言っても、私が一方的に教えてもらうだけなんですが…。