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第48章 ２年生編　四十八手実習

シャワーを終えた私たち２年生は、バスタオルを身体に巻き、淫交実習室へと向かいます。
淫交実習室にはダブルベッドが並んでいて、クラス全員が一度にセックスできるようになっています。

淫交実習室の黒板には『江戸四十八手実習』と書かれていて、教壇には桃園先生が立っています。

淫交の授業は男女の先生がペアで行うことが原則ですが、去年に鈴木先生が退職して、新しい男の先生は赴任していないので、桃園先生がひとりで授業することが多いのです。

「みんなには今まで、教科書を使って座学で四十八手を覚えてもらったけど、今日はそれの実践よ」
桃園先生が言いました。

四十八手とは、江戸時代にまとめられた４８個の体位で、春画やカルタにもなっています。
日本の伝統的な性文化なので、淫交コースの生徒は、２年生の時にきちんと習得しなければなりません。