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彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第19章 マネージャー吉内の過去

その後、千田は正式にお笑い部門から俳優部門に移籍し俳優として活動していった。
吉内は、芸人を引退し何処かの企業で働こうかと思っていたところ「芸人しか今までやってこなかったんだから普通の企業に入るのは大変だろう。どうだ?ウチでマネージャーやってみないか?」とワンチャンスプロモーションの社長である有川が声を掛けてくれたのだ。
有川は吉内がコンビの時代に事務所のお笑いライブにゲストで呼んでくれるなど親交があった。
働くと言ってもバイトぐらいしかしたことが無い人生だったので本当にこのチャンスは有り難かった。
芸人からマネージャーになる場合、なかなか簡単な話ではない。
とくに吉内の時代は別の事務所から別の事務所に移籍するのだって簡単ではないのに、まして別の事務所でマネージャになるなど・・・
しかしそこは有川の力が本当に大きかったのだと思う。
芸人を辞めて最初にまず苦戦するのは就職という普通のことが普通ではないということだ。
今まで芸人しかやっていなかったので就職するといっても新卒扱いにはならないし、転職フェアに参加するわけにもいかない。
芸人を辞めた後に就職しようとするものの苦戦する仲間は非常に多かった。
吉内は事務所に就職し、現場同行業務や事務所ライブの企画や手伝いなど行いながら今の事務所でのポジションを作ったのである。
「普通の漫才をやることは悪いことじゃない。だが売れたいならそこに+何かが無ければ売れない!」と事務所でも所属芸人に指導している。
ふと2組目の芸人のネタを観ながら自らの過去を思い出し、胃が少し痛くなっていた。
ライブは約2時間ちょっとで無事終わり吉内が興味を持っていたコンビはやはり力を出し切るぐらいちゃんと笑いをとり上位入賞していた。
若い感性を持った芸人のネタを観て自分の感性を少しでも古くさせないよう吉内自身も日々努力をしている。
マネージャーによっては「最近の若い奴のネタがイマイチよく分からない。」という人もいるがそうなってしまったらマネージャー失格だと吉内は考えていた。
ワンチャンスプロモーションのネタ見せに毎月顔を出し、事務所ライブの新人コーナーに出ているフリー芸人も皆ネタの出来が良く、日々の成長も感じられた。
いよいよ次回はまず事務所預かりからの交渉を彼らにしようと考えている。
吉内は、芸人を引退し何処かの企業で働こうかと思っていたところ「芸人しか今までやってこなかったんだから普通の企業に入るのは大変だろう。どうだ?ウチでマネージャーやってみないか?」とワンチャンスプロモーションの社長である有川が声を掛けてくれたのだ。
有川は吉内がコンビの時代に事務所のお笑いライブにゲストで呼んでくれるなど親交があった。
働くと言ってもバイトぐらいしかしたことが無い人生だったので本当にこのチャンスは有り難かった。
芸人からマネージャーになる場合、なかなか簡単な話ではない。
とくに吉内の時代は別の事務所から別の事務所に移籍するのだって簡単ではないのに、まして別の事務所でマネージャになるなど・・・
しかしそこは有川の力が本当に大きかったのだと思う。
芸人を辞めて最初にまず苦戦するのは就職という普通のことが普通ではないということだ。
今まで芸人しかやっていなかったので就職するといっても新卒扱いにはならないし、転職フェアに参加するわけにもいかない。
芸人を辞めた後に就職しようとするものの苦戦する仲間は非常に多かった。
吉内は事務所に就職し、現場同行業務や事務所ライブの企画や手伝いなど行いながら今の事務所でのポジションを作ったのである。
「普通の漫才をやることは悪いことじゃない。だが売れたいならそこに+何かが無ければ売れない!」と事務所でも所属芸人に指導している。
ふと2組目の芸人のネタを観ながら自らの過去を思い出し、胃が少し痛くなっていた。
ライブは約2時間ちょっとで無事終わり吉内が興味を持っていたコンビはやはり力を出し切るぐらいちゃんと笑いをとり上位入賞していた。
若い感性を持った芸人のネタを観て自分の感性を少しでも古くさせないよう吉内自身も日々努力をしている。
マネージャーによっては「最近の若い奴のネタがイマイチよく分からない。」という人もいるがそうなってしまったらマネージャー失格だと吉内は考えていた。
ワンチャンスプロモーションのネタ見せに毎月顔を出し、事務所ライブの新人コーナーに出ているフリー芸人も皆ネタの出来が良く、日々の成長も感じられた。
いよいよ次回はまず事務所預かりからの交渉を彼らにしようと考えている。

