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最後の女
第2章 妻、美代子
医師の話の最中だった。
妻の美代子と、娘の菜月が現れた。
二人とも少し心配そうな表情で入ってきた。
それに反し、誠一は安堵のため息をついた。
医師と看護婦が立ち去り、妻と娘とのたわいない会話が続いた。
しかし、誠一の関心は下半身に向いていた。
今、布団を剥がれれば、むき出しのペニスが見られてしまう。
それも先端からにじみ出た液に濡れた。
菜月がジュースを買ってくると言い、病室を出て行った。
美代子が菜月が出て行ったのを確認すると、カーテンを閉めてから誠一に顔を近づけてきた。
キスをしてきた。
「おいっ!」
誠一は小声でとがめた。
結婚15年目、4歳年下の美代子とは、今でもそれなりの夫婦の営みはある。
良子の言った通り、入院する前日の夜、美代子と営んだ。
もしかして、これが最後になるかもしれないと思い、それは長時間に及んだ。
もし最後になるなら、自分に触れる女も、射精するために動く女も、美代子になるはずだった。
しかし、良子が割って入ってきたのだ。
そして今、また美代子の舌が入ってきた。
舌を入れながら、彼女の手が誠一の胸に置かれ、それが徐々に下に移動してきた。
「おいっ!」
今、良子と同じようなことをされないためにもう一度、叱った。
美代子は少し悲しそうな顔をすると
「わかった……トイレに行ってくるわ……」
そう言い残して、カーテンを開けて出て行った。
誠一はすかさず、ブリーフとパジャマを引き上げた。
深呼吸すると、ベッドに深々と体重を預けた。
これで、やっと手術に集中できると思った。
良子は誠一のペニスを口に含んだ。
最後の相手は美代子のはずだったが、良子が割って入ってきた。
最後に唇でペニスに触れたのは良子になった。
そして、そのあと美代子がまた現れた。
最後に唇にキスをしたのが美代子になった。
それぞれが、何かの最後の女になった。
誠一は、その方が良かったのかも知れないと思った。
しかし、股間の鈍痛はまだ完全には鎮まらなかった。
妻と娘が戻り、誠一は努めて明るい話をした。
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