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七夕の夜に…
第1章 七夕の夜に…
「あいこ…」
「イヤ…」
「あいこ…ガマンできない…」
「イヤ、イヤ、イヤ…」
「あいこ…」
「やだ…やだ…やだ…やだ…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすん…」

アタシは、こわくなっていたのでくすんくすんと泣いていた。

「あいこ…ああ…あいこどうしたのだよぉ…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
「あいこ…泣かないでよぉ…泣かないでよぉ…」

ダンナは、必死になってアタシを泣き止まそうとしていた…

けれど、アタシの泣き方がひどかったので、ダンナは困っていた。

日中はチャンスを逃したけど、夜があるので『今度こそは受け身になって抱かれるのよ』と言い聞かせていた。
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