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乳母…めのと
第1章 乳母…1
まだ動けないあおいの代わりに役所の職員が、火葬の手続きをしてくれたが、あおいは最後のお別れをしたかったので医師に許可を貰い車椅子に乗り火葬場に行った。
小さな小さな棺を横にただ涙が止めどなく流れていた。
役所の職員と自分の二人きりのお別れで、赤ん坊は短時間で灰になり小さな骨壷に納められた。
あおいは泣きながら骨壷を抱え病院に戻った。
病院に戻ると乳房が痛んだ。
本来なら赤ん坊に与える為の母乳を出す為に痛むのだが、母乳を与える赤ん坊を亡くしたあおいにはこの痛さは辛さだけだった。
泣きながら乳房を揉み、泣きながら搾乳し、泣きながら乳房を冷やした。
骨壷を眺めながらあおいは乳房を掴んでいた。
「ごめんね…ごめんね…」
小さな小さな棺を横にただ涙が止めどなく流れていた。
役所の職員と自分の二人きりのお別れで、赤ん坊は短時間で灰になり小さな骨壷に納められた。
あおいは泣きながら骨壷を抱え病院に戻った。
病院に戻ると乳房が痛んだ。
本来なら赤ん坊に与える為の母乳を出す為に痛むのだが、母乳を与える赤ん坊を亡くしたあおいにはこの痛さは辛さだけだった。
泣きながら乳房を揉み、泣きながら搾乳し、泣きながら乳房を冷やした。
骨壷を眺めながらあおいは乳房を掴んでいた。
「ごめんね…ごめんね…」