この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
乳母…めのと
第1章 乳母…1
「大丈夫ですか?」
あおいは何故か男性に声を掛けていた。
「あ…赤ん坊が…お腹空いたようなんですが、ミルクを…あ…中身を準備してなくて…売店は…お湯は…」
「あ…良かったら、私…私のを…」
「え?」
「あ…すみません。私、子供を産んだばかりで、子供におっぱいはあげられなくて…でもまだうまくあげられるか分かりませんけど…あ…そんな…見も知らない女のなんて…」
男性は赤ん坊をあやしながら
「いや…見ず知らずの赤ん坊に自分のを?…いいんですか?」
「あなたが…赤ちゃんが…良かったらで…。」
「あ…、じぁ、お願いします。助かります。初めてで、何も勉強をしていなくて…分からなくて…ありがとうございます。」
あおいは母乳を与えられるブースを探し、赤ん坊を受け取った。
「あの…お名前は?」
「あ…佐野です。」
「あ…ん…その…赤ちゃんの…佐野…何ちゃんですか?」
「あ…子供のですね。ははは。隼人です。」
「隼人君?いいお名前ね。隼人君。じぁ、あげますね。」
母乳を与えられるブースはカーテンで仕切られ、大人二人でも入れるようになっていて、赤ん坊の父親も一緒にいたのだった。
添え付けの消毒シートで乳房を拭こうとあおいはTシャツを捲り上げると、目の前に赤ん坊の父親の佐野がいたのを思い出した。
「あ…ごめんなさい。」
「いや…こちらこそすみません。」
佐野も戸惑いながら謝り後ろを向いた。
あおいは何故か男性に声を掛けていた。
「あ…赤ん坊が…お腹空いたようなんですが、ミルクを…あ…中身を準備してなくて…売店は…お湯は…」
「あ…良かったら、私…私のを…」
「え?」
「あ…すみません。私、子供を産んだばかりで、子供におっぱいはあげられなくて…でもまだうまくあげられるか分かりませんけど…あ…そんな…見も知らない女のなんて…」
男性は赤ん坊をあやしながら
「いや…見ず知らずの赤ん坊に自分のを?…いいんですか?」
「あなたが…赤ちゃんが…良かったらで…。」
「あ…、じぁ、お願いします。助かります。初めてで、何も勉強をしていなくて…分からなくて…ありがとうございます。」
あおいは母乳を与えられるブースを探し、赤ん坊を受け取った。
「あの…お名前は?」
「あ…佐野です。」
「あ…ん…その…赤ちゃんの…佐野…何ちゃんですか?」
「あ…子供のですね。ははは。隼人です。」
「隼人君?いいお名前ね。隼人君。じぁ、あげますね。」
母乳を与えられるブースはカーテンで仕切られ、大人二人でも入れるようになっていて、赤ん坊の父親も一緒にいたのだった。
添え付けの消毒シートで乳房を拭こうとあおいはTシャツを捲り上げると、目の前に赤ん坊の父親の佐野がいたのを思い出した。
「あ…ごめんなさい。」
「いや…こちらこそすみません。」
佐野も戸惑いながら謝り後ろを向いた。