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乳母…めのと
第2章 乳母…2
あおいは、自分のマンションを引き払い佐野のマンションに引っ越しをした。
殆どの家財道具を処分し、桜田との思い出も棄てたのだった。
佐野の気遣いで産後間もないあおいを気遣い業者に全てを託してくれた。
あおいの部屋にベビーベッドを置いた。
まだ新しい真っ白な部屋だった。
佐野の奥さんが使う筈の部屋だったようだが、使わせて貰う事にした。
そして佐野があおいの赤ちゃんのお骨を預かってくれるお寺を探してくれ、そこに一旦骨壷を預けたのだった。
あおいの父母の墓は既に墓じまいをし、共同墓地に葬られていた。
本当は子供の傍に置いておきたかったが、住職と話しをし、傍に置いたら親が心配で成仏出来ないと言われ、預ける事にしたのだった。
「佐野さん、ありがとうございました。私…頑張ります。」
寂しそうな笑顔だったが、
「うん。お願いします。俺も…頑張りまーす。」
佐野は腕を上に挙げながら言った。
殆どの家財道具を処分し、桜田との思い出も棄てたのだった。
佐野の気遣いで産後間もないあおいを気遣い業者に全てを託してくれた。
あおいの部屋にベビーベッドを置いた。
まだ新しい真っ白な部屋だった。
佐野の奥さんが使う筈の部屋だったようだが、使わせて貰う事にした。
そして佐野があおいの赤ちゃんのお骨を預かってくれるお寺を探してくれ、そこに一旦骨壷を預けたのだった。
あおいの父母の墓は既に墓じまいをし、共同墓地に葬られていた。
本当は子供の傍に置いておきたかったが、住職と話しをし、傍に置いたら親が心配で成仏出来ないと言われ、預ける事にしたのだった。
「佐野さん、ありがとうございました。私…頑張ります。」
寂しそうな笑顔だったが、
「うん。お願いします。俺も…頑張りまーす。」
佐野は腕を上に挙げながら言った。