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乳母…めのと
第3章 乳母…3
玄関の鍵を開ける音がした。
まだ、昼だ。あおいが戻るにも早い…
隼人を抱きながら玄関まで行くと、あおいだった。

「あおいさん、何か忘れ物?」

「帰ってきたの。ただいま。」

「まだ、お昼だよ?夜までデートじゃなかったの?あいつに何かされた?」

「おっぱいが、張って…隼人君が恋しくて。」

そう言うと隼人の顔を覗き込んだ。
そして腕を出し、隼人を受け取ったのだ。

「パパと二人、楽しかったですか?」
隼人に話しかけるあおいは、立派に母親の顔だった。


部屋から電話の鳴る音が聞こえた。
佐野は部屋に入って行き、あおいは一旦隼人をベビーベッドに入れ、手を洗い、着替えをした。そして隼人を抱き上げ、母乳を飲ませた。


佐野の電話は、川口からだった。
「予想以上に素敵な人だったよ。性格もいいし、料理もできるんだろ?第一若くて美人だ。俺、彼女と結婚するよ。」
明るく川口は話した。
「あおいさんの気持ちは聞いたのか?」
「いや、彼女は、付き合っている人はいないと言ったし。」
「すごい、自信だな。」
「自信っていうより、やってみるんたよ。できるって思いながらね。」

この男は自分に自信があるからできるんだ。
確かにイケメンで頭もいい、明るいし…

「あ…悪い、仕事の電話が入ったよ。」
佐野は電話なんて入っていなかったが、電話を切る口実に嘘をついた。

電話を切ると佐野は大きくため息をついていた。

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