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乳母…めのと
第3章 乳母…3
佐野は昨夜の事を思い出していた。

対面座位でお互いの温もりを感じ合い、キスをし合っていると気持ちが高ぶり、下からあおいを突き上げていた。
あおいは佐野にしがみつきながらイキ、その姿に我慢が出来なくなり、あおいを押し倒し、無心で突き、射精するギリギリのタイミングで外に出したのだった。

あおいのお腹の上の精子を拭くと起き上がり、まだ精子がついていたペニスを優しく舐めて綺麗にしてくれたのだった。

大切にされている…

あおいの自分に対する優しさが伝わってきて、彼女の幸せそうな顔が、佐野の脳裏に焼き付いていた。


隼人が泣きだした。
佐野は慌ててベビーベッドに行き抱き上げた。

抱き上げても泣き止まずにいた。

何故だ?
いつもは自分が抱いても泣き止むのに…

オムツか?
ん…汚くない…

お腹が空いた?
いや、さっき飲んでいた。

どこか痛いのか?
先程まで穏やかだったし…

なんだ?
どうした?

暫く抱きながら家の中を歩いていると泣き止み、佐野はホッとした。そして、ベッドに寝かせ部屋を出ようとすると、また泣き出していた。

なんだ…?
何故泣く?
俺も泣きたいよ…

あおいさん、早く帰ってきてくれるといいな…

親子であおいさんを待ってる…
そうだよな…隼人にはあおいさんはお母さんだもんな。

俺には…
俺にもお母さんのような存在なのかも。

隼人を抱きながらあおいの乳房に顔を埋めている時の幸福感を思い出していた。
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