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第4章 乳母…4

検診では、母親がいない事にも触れられたが、心身共に順調だと言われホッとした。
そして、検診後に何人かのシッターに会うために、シッター紹介所に向かった。

何人かで交代でシッターを雇おうと思ったのだ。
仕事が不規則で、あおいのように臨機応変に対応して貰えるには、常時誰かに面倒を見ていてもらわなければならない。
それから、別で家政婦も雇い…幾らかかるか分からない。
深いため息をつきながら、紹介所に入ったのだった。

紹介されたのは、60歳代の女性と50歳代の女性と40歳前半の女性で60歳代の女性はもう孫がいて、50歳代の女性は子育て経験は無く、40歳前半の女性は小学生の子供がいた。
60歳とか50歳で男の子を育てる体力はあるのか…
話しの中でまだ小学生の子供がいる女性はシングルマザーで子供の体が弱いと言っていた。
不安だらけだった。

とりあえず、頼むかどうかは保留で紹介所を後にしたのだった。