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乳母…めのと
第4章 乳母…4
あおいは朝からずっとドキドキしていた。
佐野と添い寝出来る事がこんなに嬉しいものかと自分でも驚いていた。
佐野を好きになっている…
気持ちが高ぶり、緊張し、家事も何故か捗っていた。
隼人を連れて早めに買い物に出掛け、夕食もちょっと張り切って作ろうかしら…なんて思いながら買い物をし、荷物を持ちながらベビーカーを引き、交差点の信号で立ち止まった。
「買いすぎちゃったわ。」
隼人に話しかけベビーカーを覗きこんでいた。
突然あおいの腰辺りを強く押した人がいて、ベビーカーをあおいが押し出してしまった。
「えっ?あっ!隼くんっ!」
荷物を持っていたあおいは慌ててベビーカーを掴み危機一髪で車道に進むのを阻止した。勢いで前車輪が浮き、倒れそうになりベビーカーを全身で抱え込んだ。
周りの人はホッとした表情で信号を渡り始めていた。
「まぁ、危ないわね。だから近頃の母親はダメって言われるのよ。スマホに夢中だったんじゃない?危ないわね。」
聞こえよがしに年配の女性が言いながら去っていた。
あおいは、すぐに隼人の様子を見るためにベビーカーを覗き込むと、まん丸の目をした隼人があおいの顔を見て安心したようで笑顔になっていた。
佐野と添い寝出来る事がこんなに嬉しいものかと自分でも驚いていた。
佐野を好きになっている…
気持ちが高ぶり、緊張し、家事も何故か捗っていた。
隼人を連れて早めに買い物に出掛け、夕食もちょっと張り切って作ろうかしら…なんて思いながら買い物をし、荷物を持ちながらベビーカーを引き、交差点の信号で立ち止まった。
「買いすぎちゃったわ。」
隼人に話しかけベビーカーを覗きこんでいた。
突然あおいの腰辺りを強く押した人がいて、ベビーカーをあおいが押し出してしまった。
「えっ?あっ!隼くんっ!」
荷物を持っていたあおいは慌ててベビーカーを掴み危機一髪で車道に進むのを阻止した。勢いで前車輪が浮き、倒れそうになりベビーカーを全身で抱え込んだ。
周りの人はホッとした表情で信号を渡り始めていた。
「まぁ、危ないわね。だから近頃の母親はダメって言われるのよ。スマホに夢中だったんじゃない?危ないわね。」
聞こえよがしに年配の女性が言いながら去っていた。
あおいは、すぐに隼人の様子を見るためにベビーカーを覗き込むと、まん丸の目をした隼人があおいの顔を見て安心したようで笑顔になっていた。