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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第6章 第二話【春の日】其の弐 
「丁度良かった、これをお前にやろうと思っていたんだ。枯れない中に渡せて良かった」
 真吉は懐から後生大事そうに何やら取り出す。眼前に差し出されたのは、梅のひと枝。
 ほんのりと薄紅に色づいた紅梅が幾つか可憐な花を咲かせている。
「ちょっと庭から失敬してきた。ま、日頃から何かと人使いの荒い楼主どのゆえ、これくらいは許されるだろう」
 なぞと自分勝手な理屈を述べながら、真吉はその一輪の梅をお逸の髪に飾った。
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