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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第12章 第四話【恋月夜】 其の弐
 お逸は惚れた男の貌を記憶に刻み込むように見つめた。
「―さようなら」
 望んでもいないのに、自ら口にした別離の言葉であった。
 真吉の切れ長の双眸が大きく見開かれる。
 愕きに声も出せないでいる真吉に、お逸は背を向けた。
 真吉がじいっとこちらを見つめている。
 それを知りながら、お逸は振り返りもせずに、平気なふりを装って階段を上った。
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