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夢で逢えたなら~後宮秘談【怨のものがたり~朝鮮王朝後宮譚改題
第2章 揺れる、心
 その日、初めての桜花(はな)がひらいた。数日前から固かった蕾も日毎にふっくらとしてきており、もういつ最初の花が開いても不思議はなかったのだ。社交家の大王(テーワン)大妃(テービ)が桜便りがもたらされたら、その日に花見の宴をしようと言い出したことがきっかけとなり、大王大妃殿で観桜の宴が催されたのである。
 王の祖母、順粛(スンスク)大王大妃は、こうした季節毎の行事を考え出すことにかけては天性の閃きを持っている。若い時代、その艶やかな美貌と秀れた漢詩の才で当時、王世子であった道祖を虜にしたというのは今も宮廷の語りぐさとなっている。
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