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女教師にバレリーナにさせられた少年の話
第4章 初レッスン
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翌週の火曜日、僕は駅前ビルのバレエ教室にいた。
教室の前には看板などは無くて外からみたらよくあるオフィスにしか見えなかった。
しかし中に入ればリノリウムが貼られた床と大きな鏡、そしてバレエバー。
本でみたバレエ教室の雰囲気そのままで、まるで別世界にいるようだった。
広さは小学校の体育館の半分くらい。外からは想像できないほど広い。
僕が教室に入った時、すでに何人かの女の子が囲んでストレッチをしていた。
レオタードにタイツ、そしてシニヨンでまとめた髪
正真正銘、ここはバレエ教室で、僕はこれからここで体験レッスンをする。
(ねぇあの子、先週も来てたよね?バレエやるのかな?)
ヒソヒソ声が聞こえてたけど、僕はじっと目を伏せていた。
「こんにちは ”ルイ” くん!」
声をかけてくれたのは先生だった。
「はい、こんにちは…」
僕は蚊の鳴くような声で返事をした。
先生は先週と同じくロングスカートを履いていたけれど、トップスの方はいわゆる「バレエネック」と呼ばれるような両肩を囲むような襟のものを着ていた。
襟ぐりは胸元の谷間すれすれで、僕は目のやり場に困ってしまった。
僕は俯いたまま、入会の申し込み用紙と入会金の入った封筒を先生に差し出した。
「ありがとう。今日は動けるような服は持ってきたかな?」
こくりとうなずいて、リュックから持ってきた白のTシャツと黒のスパッツを出した。
教室の前には看板などは無くて外からみたらよくあるオフィスにしか見えなかった。
しかし中に入ればリノリウムが貼られた床と大きな鏡、そしてバレエバー。
本でみたバレエ教室の雰囲気そのままで、まるで別世界にいるようだった。
広さは小学校の体育館の半分くらい。外からは想像できないほど広い。
僕が教室に入った時、すでに何人かの女の子が囲んでストレッチをしていた。
レオタードにタイツ、そしてシニヨンでまとめた髪
正真正銘、ここはバレエ教室で、僕はこれからここで体験レッスンをする。
(ねぇあの子、先週も来てたよね?バレエやるのかな?)
ヒソヒソ声が聞こえてたけど、僕はじっと目を伏せていた。
「こんにちは ”ルイ” くん!」
声をかけてくれたのは先生だった。
「はい、こんにちは…」
僕は蚊の鳴くような声で返事をした。
先生は先週と同じくロングスカートを履いていたけれど、トップスの方はいわゆる「バレエネック」と呼ばれるような両肩を囲むような襟のものを着ていた。
襟ぐりは胸元の谷間すれすれで、僕は目のやり場に困ってしまった。
僕は俯いたまま、入会の申し込み用紙と入会金の入った封筒を先生に差し出した。
「ありがとう。今日は動けるような服は持ってきたかな?」
こくりとうなずいて、リュックから持ってきた白のTシャツと黒のスパッツを出した。
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