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第1章 トモの場合

じんわりと肌の奥に伝わる息の熱さ。
今までととは違う肌触りと温もり。
首筋から這っていく唇。
『快楽』のロープで優しくゆっくりと縛りあげられる私の身体。



(お願い、お願いだから・・・・・おかしくなりそう)


まだ相手にしてくれていない上と下の部分は、悲鳴を上げている。


熱い息が胸元、脇腹から太ももの外側をかすめてふくらはぎから内ももへ来た。


(あくまでも高木さんの負担にならない為だから)


私は少し足を開いた。
唇は膝の内側からゆっくりと登って来た。


(もうびしょびしょなのがバレるかな、匂いはしないかな、・・・・・やっぱり恥ずかしい)


思わず手が高木さんの頭を抑えてしまう。
高木さんは優しく私の手をどけると顔をあげた。


「申し訳ありません、お恥ずかしいかったですね。肌の感触が良すぎて楽しんでしまいました。」

「・・・・いえ。」


(本当はもっと上に来て欲しかったのに・・・)


私はいろいろな思いで頭がいっぱいになり、そんな返事しかできなかった。


「それでは続けますね。嫌な事があったらお申し付けください。」


高木さんは私の頭の方に移動し、首筋から手でマッサージしていく。


びくっ


思わず反応してしまう身体。
寂しがっていた部分に刺激が走ったのだ。
弱いながらも、確かに来ている。
先ほどの触れるだけのマッサージとは異なる感触だ。
私の乳房を上の方から包みあげ、揉み上げてくる。
次第に刺激が強くなっていく。
ようやく相手にされて悦びをあげる胸の隆起はすでに痛いほど固くなっていた。


「ん・・・ん・・・」


漏れ出てしまう喘ぎ。
我慢できず足を強く閉じて、波打つ私の身体。


「リラックスしてくださいね。」


耳元で高木さんが囁き閉じた足を軽く開く。


(いじわる)


そう思いつつも素直に開く私。
高木さんの手は少しずつ私の乳房を侵食していく。

「ぅぅんんん・・・・んんんっ」


思わず漏れてしまう喘ぎ。再び足を閉じて波打つ身体。


「足を閉じてしまうとマッサージの効果が薄れます。申し訳ございませんができるだけ足は閉じないようにお願い致します。」


耳元から優しく落ち着いた声で囁く。


「あああっ・・・・・はい・・・・」