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セックスダイエット
第3章 セクササイズ 2 中沢トレーナー
ちゅっ。。。ちゅっ。。
唇に、何か柔らかいものが触れている感触で、目が覚める。

な、なにっ!?

「あ、ごめん。起こしちゃったね。」
ニコッと笑う人懐っこい瞳。

「中沢です。兵藤さんですよね。玲子さんって、呼んでいい?」

黙って頷きながら状況把握に努める。確か、川田トレーナーが、後で中沢トレーナーが来るって言ってたっけ。全体の紹介の時は、混乱していてよく見てなかったけど。。。若い!
20代前半ではないかと思えるほど、あちこちが若い。肌のはり、唇の色、鍛えられてはいるが全体的には細く、しなやかと言ってもいい身体。

「えっと、中沢トレーナーですか?」
「そう!覚えてくれた?」 

一番若いのは、話し方かもしれない。

「玲子さん。川田トレーナーとのトレーニング、大丈夫だった?大変だったでしょう?あの人Sだから。」

面白そうに、私の顔を覗きこむ。
「とりあえず、これ飲んでて!僕、お風呂の準備してくるから。」

また、あの、ドリンク。
これ、栄養成分以外にも絶対何が入ってる。。
そう思うのだけれど、口にできるものはこれだけなので、結局は飲み干してしまう。

「飲めた?じゃあ始めようかな。あ、心配しないで。川田トレーナーとしたようなトレーニングじゃないから。」

そう言うと、私の隣にピタッと座り、顎に指をかけてくる。

「僕、学生のころバイトでレンタル彼氏してたんだ。聞いたでしょ?気持ち良くなって、食べること忘れようって。食欲より、性欲と睡眠欲。今夜はその2つを僕が満たしてあげる。」

そう言うと、くっと私の顎を上向かせ、唇を重ねてくる。小鳥が啄むようなキスをしながら、身体を撫でるように触れてくる。

背中のジッパーに手が回り、ゆっくり下げられていく。私の上半身をあらわにすると、耳たぶを唇で挟みながら、こう囁く。

「オイルマッサージするから全部脱がせるよ。
慣れない部分の筋肉使ってるから。明日痛くならないように。」

再び私の唇をとらえながら、ブラジャーのホックを外し、ワンピースを足から抜き、ショーツを下ろし、私は本当に全部脱がされてしまう。 

トレーナーはバスタオルをベッドに敷くと、うつ伏せに寝るよう私に指示する。私が横になると、その上に、もう一枚、バスタオルをかけてくれる。

「じゃあ、始めるね。」
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