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セックスダイエット
第8章 エピローグ
「田中さん、何キロ減りました?」

「2、3キロ。兵藤さんは?」

「2、5。神林さんは?」

「2、2。すごいじゃない、兵藤さん。最高記録!」

「元が、一番重いから。。。」

「皆、少し締まった感じがしますよね。」

帰りの支度を済ませ、初日に通された部屋でトレーナーを待つ。
お互い、さっきの出来事については触れず、体重測定の話で時間を潰す。

ガチャッ。

ドアが開き、6人のトレーナーが入ってくる。
初日と同じように、私達の前に座り、マネージャーでもある酒井トレーナーが口を開く。

「皆さん。大変お疲れ様でした。それぞれ目標を達成されて、本当に良かったです。この体験を生かして、これからも食事に気を付けて、運動を続けてくださいね。」

さっきまで、私のお尻を犯して獣のような唸り声をあげていた人とは思えない。それは、ここにいる皆も同じか。。。
涼しい顔で、酒井トレーナーは話を続ける。

「ここでの体験は、他言無用でお願いいたします。お分かりですね?」

この時だけ、一瞬、独特の笑みを私達に向ける。

「では、どうぞお気をつけてお帰りください。機会がございましたら、お住まいお近くの、美・エターナルスポーツクラブを是非ご利用ください。空港までは、中沢トレーナーがお送りします。ありがとうございました。」

「お疲れ様でした!!」

トレーナー全員に体育会系の挨拶をされ、私達も、お世話になりました、とか、ありがとうございました、とボソボソ挨拶を返して、その部屋を後にする。

「さ、乗ってください。」

沖縄の景色を惜しむ間もなく、車上の人となる。皆、行きとは違い、当たり障りのない話を何となく続けている。

「皆さん、何か無理してますよね~。ホントは別の話、したいんでしょう?」

中沢トレーナーが、バンドルを握ったまま、声をかけてくる。

「モニターの種明かしだけしますね。皆さんは、僕たちの休暇に付き合ってもらったんです。」

???

「スポーツクラブ全体が、夏季休暇って言いましたよね?8月いっぱい、めちゃくちゃ忙しいんで。で、毎年9月1日から、休みに入るんです。従業員皆、帰省したり、旅行したりするんですけど、僕たちが、えっちしてぇ~って、言ったら酒井マネージャーがこんなのどうだ?って、考えてくれたんです。」

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