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セックスダイエット
第8章 エピローグ
「僕ら、福利厚生で、あのホテル、年間1日無料で泊まれるんです。その権利を使って、皆さんに泊まってもらったってこと。施設は休みに入るんで、誰も来ないし。実質、お金がかかるのは、皆さんの航空費だけ。」

「僕らも楽しませてもらうんで、それだけは僕らのカンパ。もちろん、若い子が好きなトレーナーも多いし、若い子限定!って時もあるけど、僕らは、ぽっちゃり熟女、大好物集団なんで。」

私達は顔を見合わせるものの、何も言葉を発することが、できない。

「いやぁ、楽しかったっすよ!残念ながら、モニターは1回きりですが、皆さん魅力的ですから、たくさんセックスしてくださいね!」

気まずい空気のまま、車は沖縄国際空港に到着する。中沢トレーナーが、車の中で、何やら探し物をしている間に私達は外に出る。

田中さんが、重い口を開く。

「ごめんなさい。正直、楽しかったけど、この3日間のことは、お墓にまで持っていくから、今後、連絡は遠慮するね。」

私と神林さんは、黙って頷く。

「それにしても。。」

「?」

「この3日で、一生分のセックスをしちゃった気がする。」

「確かに。」

私達は、くすくす笑い合う。

中沢トレーナーが車から出てくる。

「皆さん、お疲れ様でした。気を付けてお帰りくださいね。今後とも、美・エターナルスポーツクラブを、どうぞよろしくお願いいたします。では、ここで失礼します。」

私達は中沢トレーナーに会釈をして、空港の建物に向かう。

「あっ!兵藤さん。忘れ物!」

建物の入口まで来たところで、中沢トレーナーに呼び止められる。
私は、2人に先に行っててと告げ、彼のところに戻る。
忘れ物なんて、したかな。。。?

「玲子さん。僕、毎年、東京に異動願い出してるんです。もし、それが通ったら、また会ってくれますか?玲子さんとのえっち、すごい良かったから。」

「え?」

なんて、ストレートなんだ。。。若さって、すごい。

「プロフィールにあった連絡先、僕、こっそり写しちゃった。あ、モニター終わったら、皆さんの書類は、あの誓約書含めて全部破棄するから、心配はいりませんよ。」

「もし、東京に異動できたら、連絡します!」
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