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夜の営みを10倍楽しく過ごす方法
第1章 ゆいか(39歳)
「かあさん…とうさんが旅立って13年になるよね…兄さんも高校を卒業して、海上保安学校へ進学でそのまま海上保安庁に就職で…家に帰れなくなった…ぼく…その時からかあさんを女として意識するようになったのだよ…かあさんはまだ…ぼくよりもとうさんのことが好きなのだね…ぼくをひとりの男として見てくれないのだね…」
ひろゆきの言葉に対して、アタシは悲しげな声でこう答えた。
「ひろゆき…ごめんね…ひろゆき…やっぱり…カノジョを作って…」
「ぼくのカノジョはかあさんなのだよ…女のコはかあさんだけなのだよ…苦しいのだよ…切ないのだよ…ぼくは…かあさんじゃないと恋ができないのだよぉ…」
「気持ちはうれしいけれど…ひろゆき…かあさんはかあさんなのよ…ひろゆきがかあさんのことが好きだと言うても…かあさんは…女になれないのよ…」
「女になれなくてもいい…ううん…ぼくがかあさんを女に変えてあげるから…」
「ダメ…ひろゆきはカノジョをつくって…ごめんね…かあさんは女になれない…女になれないの…ごめんなさい!!」
アタシは、食べかけの料理を残したままイスから立ち上がったあと、両手で顔を隠して泣きながら出ていった。
ごめんね…
ごめんね…
かあさん…
ひろゆきのカノジョになることができない…
かあさん…
女になれない…
ごめんね…
ごめんね…
ごめんね…
ひろゆきの言葉に対して、アタシは悲しげな声でこう答えた。
「ひろゆき…ごめんね…ひろゆき…やっぱり…カノジョを作って…」
「ぼくのカノジョはかあさんなのだよ…女のコはかあさんだけなのだよ…苦しいのだよ…切ないのだよ…ぼくは…かあさんじゃないと恋ができないのだよぉ…」
「気持ちはうれしいけれど…ひろゆき…かあさんはかあさんなのよ…ひろゆきがかあさんのことが好きだと言うても…かあさんは…女になれないのよ…」
「女になれなくてもいい…ううん…ぼくがかあさんを女に変えてあげるから…」
「ダメ…ひろゆきはカノジョをつくって…ごめんね…かあさんは女になれない…女になれないの…ごめんなさい!!」
アタシは、食べかけの料理を残したままイスから立ち上がったあと、両手で顔を隠して泣きながら出ていった。
ごめんね…
ごめんね…
かあさん…
ひろゆきのカノジョになることができない…
かあさん…
女になれない…
ごめんね…
ごめんね…
ごめんね…