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会えたらいいな…
第3章 後悔 ~失ったもの~
「しいな…」
週明けの 月曜日の放課後、
私は彩に 廊下で引き留められた
「何?どうしたの?」
彩は少し 暗い顔をしていた
「私たちのこと 噂になってる」
「え?」
彩から聞いた話によると
私と彼の友達の 会話を聞いた女子が
「しいな と 彩は 男の家に行って
エッチしてるんだって、
しかも、自分からエッチしたい
みたいなこと 言ってるらしいよ」
という ことだ
噂は信じないタイプ
どうせ そのうち消えるし
嘘の噂は 誰も信用しない……
なんの問題も ないはずだった
でも、その噂を流した 女子に問題がある
相原の彼女 と同じグループにいる
子だった
つまり、
少なくとも 彼女さん の耳には
この噂は 入ってるわけだ
きっと 相原も聞いちゃったよ…
そう思っただけで 不安になる
相原がこの嘘を信じてしまったら
どうしよう…