この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
陛下の寵妃
第1章 皇帝陛下との出会い

「陛下に拝謁いたします」
「今日は遅かったな。早くおいで」
席を立ち、美華を隣に座らせた。
「陛下、お願いがあり遅くなりました。
外出書の推薦欄に印鑑を押して
下さいませんか。妹が婚姻するので
実家に帰省したいのです。」
「・・何?」
陛下は美華の顎を掴み正面に向かせた。
「1ヶ月も宮廷から離れるつもりか。
そのような書類に印鑑は押さぬ。
尚宮に提出することも認めない、よいな」
「は、はい陛下」
陛下に断られた時は尚宮様に出せば
どうにかなると思っていた。
しかし、こうも念を押されると
どうしようもできない。
陛下はそれ以降何も話さなかった。
「今日は遅かったな。早くおいで」
席を立ち、美華を隣に座らせた。
「陛下、お願いがあり遅くなりました。
外出書の推薦欄に印鑑を押して
下さいませんか。妹が婚姻するので
実家に帰省したいのです。」
「・・何?」
陛下は美華の顎を掴み正面に向かせた。
「1ヶ月も宮廷から離れるつもりか。
そのような書類に印鑑は押さぬ。
尚宮に提出することも認めない、よいな」
「は、はい陛下」
陛下に断られた時は尚宮様に出せば
どうにかなると思っていた。
しかし、こうも念を押されると
どうしようもできない。
陛下はそれ以降何も話さなかった。

