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ダブル不倫 〜騙し、騙され
第3章 ベッドルーム
 ベッドルームの冷たい空気の中、優子はシーツに潜り込んだ。修一はもうシーツの中に横たわっていた。
 
「ねえ……?」
 
 修一に唇を突き出しキスを催促する。
 
「……ホントにどうしたの? 優子……、きみからなんて初めてじゃないかな……」
 
 冷たく固い唇に優子の唇が塞がれる。ねっとりとした修一の舌が、別の生き物のように纏わりつく。トロトロと泡立つ唾液が喉の奥に流れ込む。優子は喉を鳴らしてそれを飲み干す。
 
「ふふふ、そうだっけ……」
 
 優子は修一の股間に手を伸ばした。いつもはキスするだけで固く大きくなるのだが、その日は全くの腑抜けの状態だった。
 
 ――やっぱり? 分かりやすい。
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