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ダブル不倫 〜騙し、騙され
第4章 朝シャワー
優子は朝食の準備のあと、八歳になる凛華の長い髪を編んでいた。
「パパ、いつもはカラスの行水なのに、ねえママ?」
凛華が優子の口まねをして呟いた。
「そうね。パパは、お風呂で何してるんでしょう、ねえ?」
「……ねえ?」
と、二人は額を突き合わせて笑った。
――……ったく、《《どこ》》を洗ってんだか……。
結局、修一はシャワールームに入ってから、四十分出てこなかった。
ブラックコーヒー、野菜サラダ、目玉焼きに粗挽きソーセージと食パン。これが毎日の朝食メニューだ。
「ママ、パパの朝ごはんは……?」
修一のランチプレートにはブラックコーヒーだけだった。
「ああ、パパ、今日は朝ごはん、あまり欲しくないんだって……。お腹空くのにね?」
その日、修一は朝食を摂らずに出勤した。
「パパ、いつもはカラスの行水なのに、ねえママ?」
凛華が優子の口まねをして呟いた。
「そうね。パパは、お風呂で何してるんでしょう、ねえ?」
「……ねえ?」
と、二人は額を突き合わせて笑った。
――……ったく、《《どこ》》を洗ってんだか……。
結局、修一はシャワールームに入ってから、四十分出てこなかった。
ブラックコーヒー、野菜サラダ、目玉焼きに粗挽きソーセージと食パン。これが毎日の朝食メニューだ。
「ママ、パパの朝ごはんは……?」
修一のランチプレートにはブラックコーヒーだけだった。
「ああ、パパ、今日は朝ごはん、あまり欲しくないんだって……。お腹空くのにね?」
その日、修一は朝食を摂らずに出勤した。