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親愛なるご主人さま
第16章 沙耶香の調べ
「フフフ、怖くて怯えながらもオマ〇コはびっしょりじゃねーか!」

「ぁああ・・・」

「あとでタップリと可愛がってやるよ」

怯えながら濡らしているのはルミだけではない。別室でモニターTVを見ている菜穂子も同様だった。いや、ルミ以上で、濡らすどころではなく貞操帯に仕込まれた突起物の刺激と媚薬効果で今夜3回目のアクメに達する直前だった。

「ぁあああああ・・・菜穂子もご主人様のイニシャル焼きごての刻印を押されたい・・」

そう口にすると両手で左右のバストを掴み、モニター画面のステージの様子を見ながら腰を激しくくねらせ、前後に埋め込まれたディルドの感触をアナルと膣口で味わった。

電動の自動スイッチが今日は一度もオンにならないのがまどろっこしい。
玲子の管理するリモート装置の元電源がオフになっているわけであるが、そのことも、ご主人様“S”の到着が遅れていることも、”X”と右京に狙われ、自分が危険な状況であることも今は忘れ、菜穂子は自虐的マゾオナニーに耽り続けた。

ジューーーーーッ!!!!!
「ギァァアーー!」

剃り上げられた無毛の丘に『売約済』の刻印焼きごてが押され、沙耶香は断末魔のような叫びを上げた。

40度ほどの熱の真鍮版が強く押し付けられただけであるにもかかわらず、肉が焼ける音、煙が立ち、焦げる匂いまでもの演出効果は抜群で、観客の中で残酷趣味でない者はフェイクと解ってはいても思わず目を背ける程だった。

しかし当事者沙耶香は激しいショックから2度目の失禁をしてしまった。

「また、お漏らしかよ。まったく尿道が緩い女だ。もっとお仕置きが欲しいか」

「いやっ!ゆるしてぇ!・・・」

「落ち着け!特殊なインクで刻印されただけだ」

細井にそう言われて沙耶香は火傷ではないことに安堵しても、ショックでマヒした膀胱と尿道は元に戻らずお立ち台に吊るされたまま再びショボショボと放尿を続けた。


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