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親愛なるご主人さま
第16章 沙耶香の調べ
 玲子はハイヒールで沙耶香の頭を踏みつけ額を床にすり着けさせてから、首輪に繋がった鎖の先を黒磯に渡した。


「おめでとうございます。先生。いい買い物ができましたなぁ~」

 いつのまにかミスター“X”が黒磯のVIP席に来て祝意を告げた。

「おやおや、“X”さん、ありがとう。でも『先生』はやめてくだされ。私は政治家でも医者でも教授でもない。生粋のサディストなだけです。ハハハハッ」

「年増な元国際線CAよりこの女子大生の方がアソコの締まりも良さげですよ」

「純子はサウジアラビアの野郎にくれてやったさ。この子の方が可愛がりがあるってもんだね。フフッ」

 黒磯は狙っていた水野純子を競り落とせなかった悔しさを忘れたのか、あるいは悔しさのはけ口を沙耶香に向けて紛らわしているのか、はた目からは察しきれないが、沙耶香という新しいオモチャを手に入れ、期待に興奮していることは確かなようだった。

そんな黒磯の耳元に“X”が囁いた。

「先生はお立場もあって、ご家族もいらっしゃる方だから、この娘を囲って飼育する
部屋が必要でしょ?弊社がお世話しますよ。都内にいいところがありますし」

「おおっ、そうか、それ早速たのむよ」

「かしこまりました。ほかにもオプションで“お楽しみ加工”など色々できますよ」

「お楽しみ加工?」

「フェイクじゃない所有者名の刻印や、お好みのサイズへの豊胸とか・・・最近よく御用命いただくのは、うっかり妊娠とか、後々が面倒なことないように卵巣破壊手術なんかどうです?いくらでも中出し可能になりますよ」

「フフフ、それいいねぇー。それにしても“X”さん、商売がお上手だ。考えておくよ」

「よろしくお願いいたします」

 床に這っている沙耶香は”X"と黒磯の会話を耳にすると背筋がおぞ気てガタガタと震え、首に繋がった鎖まで震わせた。
 なんて恐ろしい・・・裸に剥かれ痴態を晒されて買われただけではなく、男の欲望を満たすために女体の形や機能までも改造され人形のように扱われる・・・
 沙耶香は自分がとんでもない世界に引きずり込まれ戻れないことを現実として受容れると胸が張り裂けそうであった。
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