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親愛なるご主人さま
第21章 宴のあと

一方、ミスター“X”はヒーターが良く効いたワゴン車の後部座席の中央でズボンを下してふんぞり返っていた。薫はワゴン車に乗せられるや否や“X“にコートを剥ぎ取られ、座席の床に這わされた。目の前には青筋を浮かべ鎌首をもたげた化け物のような“X”のモノがそそり立っていた。
髪を掴まれ股間に引き寄せられた。強烈な牡の匂いが薫の鼻をつく。
「ぁのぅ・・・X様、ご奉仕の前にお伺いしたいことがあるのですが・・・・・よろしいでしょうか」
甘え媚びる上目遣いで訊いた。
「ん?なんだ言ってみろ」
「お買い上げいただいた鷹杉右京様から、菜穂子様に会わせてくれるとお聞きしました・・」
「それで?」
「ぁの・・・・・・」
「爺さんの言うことがホントかどうか信用できねぇってか?」
「ぃ・・いえ・・そのような・・・」
ピシッーー!
「あぁ!・・おゆるしを・・・」
白い臀部に赤い手形がつくほど強烈な平手打ちをしてから“X“は答えた。
「余計な詮索だ。買われた奴隷は、ご主人様を満足させることだけを考えていればいい」
「は、はい・・・」
「しゃぶるんだ!オレが良いと言うまで」
薫は髪の毛を掴まれ、巨根を喉の奥まで差し込まれた。鎌首も根元も太く、顎が外れそうだった。
「口奉仕が済んだら次は尻の穴だ。車が東京に着くまでずっと可愛がってやるぜ」
「うぐぐぐ・・ぐぅっ」
口に充満する淫臭と、人間の性器とは思えぬ獰猛な男根に、薫は目を白黒させ嗚咽しながら首を前後に揺すった。
「右京爺さんのものは俺のもの、俺のものは爺さんのもの・・・それが答えだ」
「おい。車を出せ!」
“X”は薫に奉仕させたまま運転手に言った。
「細井様がまだいらしてませんが・・・」
「あの野郎、何をぐずぐずしとる。客への挨拶などもういい。早く呼んで来い」
「はっ!」

