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親愛なるご主人さま
第24章 野獣 対 女豹

 「あぁ・・そこは・・ダメ・・・」

 「おいおい、案外、玲子奥様は女王様よりM女としての素質の方があるんじゃないかぁ」

 「いや・・・」

 ”X”の太い中指がグリグリと玲子のアナルを弄りはじめた。

 「俺がたっぷり調教して来年の奴隷オークションに出品してやろうか。玲子女王様の奴隷凋落となれば、バイヤー達は大喜びだ。昨夜出品された5人の比じゃなくて、とんでもない高額オークションになるかなぁ。納品先は右京の爺さんか、中東のハーレムか・・・」

 「ぅうう・・お許しください。“X様”」

 “X”は右手でアナルを責めているが、左手はタガーナイフをしっかり持ったままだ。両手を使って玲子の身体を弄りたい欲に駆られ、ナイフを握るグリップ部分を口に咥えた。空いた左手で玲子の左の乳房を包み上げるように掴み、人差し指と中指の間に乳首を挟んでクリクリと動かした。

 「ぁう・・・んぅ・・・ひぃ」

 「たまらんオッパイやなぁ。アナルの肉も吸い付くようだぜ。フフフ・・」

 「ぁあああ・・玲子は・・もう・・・」

 (フフフ・・よしよし、ええぞ・・次はしゃぶらせるか・・)

 自分の指先テクニックにとろけ始めた玲子を見て自信を持ち、股間のモノを硬く勃起させた。 玲子が感じているフリの一芝居をうっているとも知らずに・・・

 “X”はタガーナイフを上着のポケットに入れてから自分の身体を壁側に移し、壁を背にして立ち、玲子の頭を押さえつけて自分の前に跪かせた。そしてベルトを緩めズボンを少し下げた。ブリーフの前はパンパンに膨らんでいた。

 玲子はこの一瞬を逃さなかった!

 膝を床についた姿勢から、勢いよく立ち上がり右膝を“X”の股間めがけて蹴り上げた。

 グシャ!

 鈍い音がした。睾丸が潰れたかもしれない。

 「ぅ・・・・・」


 “X”は声にならない声を絞り出し、眼球が飛び出しそうな顔で巨体を一度海老反らせてから前のめりに崩れかけた。

 玲子は抱え込むように“X”の右腕を両手で掴み、手の平を上に向けさせた形で頭上に振り上げてから渾身の力で自分の肩に下ろし、自分に全体重を“X”の肘に乗せた。

 ゴギッ!

 「ぐわっ!!!」




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