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第24章 野獣 対 女豹

　「あんたは、あの二人に置いて行かれて悔しかったんじゃないか？・・ん？・寂しいのか？」

　「しっ、知ったことか！」

　「なぁ、玲子女王さん。俺と組まねえか？俺たちが組めば最強タッグだ。上玉の女を調教して奴隷オークションで大儲けできるぞ」

　「フン・・誰があんたのような殺人犯と組むかい！」

　「強がっている怖い顔も美貌だが、なめるなよ。奥さんは今、その殺人犯の手の中にいるんだぜ」
　“X”は右手の拳銃を上着のポケットにしまうと代わりに刃渡り10センチほどのタガーナイフを取り出して左手に持ち直し、玲子に見せるようにして喉元に当てた。

　「くぅ・・・」

　玲子の額から冷汗が流れる。
　「仲良くしようや、奥様・・」

　“X”は右手で玲子の髪をかき分け、唇を耳に当てて舌先を伸ばし、耳孔にヌメヌメと差し込んだ。ハイヒールで叩かれ前歯を折られた血が舌先に滴りピチャピチャと音を立てた。

　「ひぃいい・・・」

　玲子は耳の性感が人一倍敏感だった。だが、これにはゾワゾワとした気色悪さだけが脳髄を駆け巡った。“X”はさらに右手をエナメルのタイトスカートの裾を捲って挿入させ、パンティーの上からクリトリス周辺に指先を這わせた。

　「よして・・・」

　「いひひひ・・・」

　下卑な笑いを浮かべながら左手のタガーナイフをブラジャーと胸の谷間の溝に滑り込ませ、鋭い刃で左右のカップのつなぎ目を内側から切り裂いた。

　プル～ンと形良く豊満で柔らかな玲子の両乳房が弾み出る。

　「へへへ・・ええ匂いが漂い始めたなぁ・・」

　玲子の首筋につけているディオールの香水と胸元のむっとするフェロモンが相まって“X”の鼻先をくすぐった。

「動くなよ」

　“X”は左手でナイフの鋭い刃を玲子の目の前でチラつかせて脅しながら右手をパンティーの中に侵入させた。

　「おや？なんと！女王様もパイパンにしてるのか。こいつは知らなかったぜ。フフフ・・・」

　「や・・・め・・て・・」

　“X”はツルツルの玲子のクリトリス周辺を発見すると、興奮度が一層高まったらしく鼻息が荒くなった。次いでパンティーのゴムに指を掛けた。ヒップの側から剝くようにずり下げ、手のひらで玲子の豊満な尻肉の感触を楽しんでから、中指を伸ばしアナルを探り当てた。