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親愛なるご主人さま
第3章 菜穂子の手紙2
 
 拘束されていましたが、動ける範囲で暴れて腰を振ってしまいました。止めようとしてもブルブルと震えてしまいます。両足を天井か繋げている鎖がジャラジャラと音を立てています。

 「ウフフ、おとなしくしなさい」

 薫様は少し間をあけて、菜穂子を焦らしてから、舌を長く伸ばしてクリトリスに吸い付くようにチユゥ、チユゥと舐めました。

 チュゥ~、チュ、チュ、チュウッ!

 「ぁあ、ダメェ~!ぃいい・・くぅううぅぅぅ」

 その快感はピリッとして、まるで電気が身体に流れるようでした。全身が痙攣しました。

 「ぃぃ・・ぅ・・いいい・・いいいいいいいい~~」

 ご主人様申し訳ございません。菜穂子はご主人様以外の男性の舌先でイッてしまいました。どうしようもない快感が電気ショックの如く全身に駆け巡って、一気にイってしまったのです。どうか、どうか、お慈悲を。はしたない菜穂子を何卒お許しくださいませ。


 「菜穂子はクリをちょっと舐められただけでイッたのね」

 「そりゃ『触れれば落ちなん』といったところまで、感度を上げに上げてから焦らされたんだからな」

 K様ご夫妻は冷ややかで楽しげなマゾを弄ぶ目線で菜穂子を見下ろしています。

 「見てる私までムズムズしてきちゃったわ。ウフフ」

 玲子奥様はそう仰ると上気したお顔色でK様のズボンの前に手を這わせK様の唇を求めていらっしゃいます。

 「珍しいなクールな玲子がマゾ同志の絡み合いを見て“ほだされる”とは。フフフ・・・・・」

 K様も奥様の身体を抱き寄せ口づけを受けていらっしゃいました。マゾ奴隷など放っておいて、ご夫婦の愛し合うお時間にするのかしら?菜穂子は一気にイッた後のボォーとした頭で、ぼんやりとそんなことを思いました。




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