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官能小説 朗読します!
第12章 人妻 玲子の白日夢  9
『人妻 玲子の白日夢 9 SMホテル

貴方に連れてこられたホテルの入口には、真っ赤な磔、大きなクロスの形で、鎖が取り付けられている板が飾られている。

受付そばのテレビ画面には各部屋の映像が繰り返し流される。檻、様々な拘束台、三角形の木馬、天井につけられた金具。。。どの部屋の映像にも不気味な装置や器具が映し出される。

貴方はそのうちの一つを選ぶと、まっすぐ立てない私の手をとり、エレベーターに乗る。
貴方に埋め込まれたバイブレータでずっと刺激されている私、滲みでたものが太腿まで垂れてくる。

貴方が選んだのは、退廃的な洋館を模したような部屋。壁全体が赤く、一面だけ鏡ばりになっている。その鏡の正面に、皮の輪がぶら下がった黒い椅子が設置されている。

「全部、脱いでください。」

貴方は私に短く指示を出す。

私は無表情を装ってブラウスのボタンに手をかける。濡れた下着を最後に脱ぐと、本能的に胸と下半身を手で覆う。

貴方は私に近づき、その手を外すと、お腹の上で重ね合わせ、麻縄でぐるぐると縛っていく。

両手の自由を奪われた私は、そのままベッドに転がされる。

「ご主人とは全くないのでしょう?下を剃っても問題ないですね?」

私の返事を待たず、貴方は私の両腿を開きバイブレータを引き抜く。代わりに秘丘と襞の回りにジェルを塗り、私の目の前に安全剃刀を突きつける。

「これで剃りますから。動くとどうなるか、分かっていますね。」

バイブの振動はもうないのに、恐怖からか私の下半身はブルブルと震えている。

貴方は私の柔らかい部分に剃刀をあて、すっと動かしていく。襞の部分は指で伸ばされ、敏感な突起のそばを剃刀の刃が滑る。自分で多少整えたことはあるが、そんな内側まで刃を当てたことのない私は、震えながらもゾクリとした快感を感じてしまう。

内側からじわりと液体が滲み出る。

「剃刀の刃に感じてるのですか。淫乱ですね。」

貴方の意地の悪い言葉に、余計感じてしまう自分がいる。。。

作業を終えた貴方は、私を鏡の前の黒い椅子に座らせる。腕の麻縄を外され、ほっとしたのもつかの間、今度は片手ずつ天井から吊るされている革の輪に固定される。

足も片足ずつ革の輪に固定され、大きく股を開いた私が鏡に映し出される。
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