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イタズラ な いじめ
第5章 友達
「すごい、床が半分も見えてる」
夕飯を運んできた雄が 驚いてる
「まだ途中だよ」
だって、本人にいる物と いらない物を
見てもらう必要があるから
大体しか 片付かなかった
「雄、お腹空いたから 食べたい」
「い、いいよ」
きれいに なった テーブルの上で
向かい合って 食べ始める
「雄さ、何で入学したばかりなのに
こんなに部屋が汚いの?」
「?。えっと、ここの学校って私立じゃん」
「うん」
「で、今期 入学した生徒のほとんどが
中学からの 繰り上がりで、高校からここに入った人は 新しい部屋になるけど
僕と智広みたいに 中学からここに来てる人は、前から使ってる部屋のまんまなの」
「つまり、雄は中1から ここで住んでるんだ」
「そう」
「家って遠いいの?」
「新幹線 使うか、夜行バスが必要かな」
「遠いいね」
「うん、愛衣ちゃんも 家が遠いから寮なの?」
別に遠くはない
勝お兄ちゃんは 電車で通っていたし
「雄、に比べたら全然近いよ
光熱費とか生活に関する援助がいいって
思ったから 寮生活」