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強姦魔
第4章 陶芸工房「篠田」、事件後のこと

「はあ、はあ、気持ちいいなあ…」
目的を達した男が体を離すと、お尻のあたりをすーと冷たいものが流れ、畳にはうっすらと赤い染みがついていた。

「悪く思うなよ」

男は飲み残していた酒を煽ると、もう一度、潤子を犯し、出て行ってのは午後10時を過ぎていた。

潤子は直ぐ警察に通報したが、自分が犯されたこと以上に、姪の由香里のことがショックで、警察の事情聴取にも中々応じることが出来なかった。また、由香里は直ぐに救急車で病院に運ばれたが、精神的なショックが大きく、事件から1ケ月経っても退院できないでいる。

警察は犯人の行方を追っているが、未だに捕まえることができていない。

市民は戸締りに注意しているが、いつ現れるから分からぬ「悪魔」に不安いっぱいだった。
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