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女子高生香織の痴漢列車
第1章 痴漢列車

香織が以前交際していた男子は、二人きりになると香織の身体に触りたがった。年頃の男の子がそういうことに興味があるのは仕方がない事だし、相手に好意も抱いていたから、彼がキスしたいと言えば応じたし、胸だって触らせた。しかし香織はそれ以上のことは許さなかった。それは将来結婚してからというのが彼女の貞操観念だった。
だが今、男の手は、その彼にさえ触ることを許さなかった香織の秘部に触れようとしていた。
そして――。
「あっ……!」
男の指が布越しに割れ目に沿って進み、その終着にある密やかな蕾をなでた瞬間、身体の奥底から湧き上がるえもいわれぬ感覚に、香織は思わず声を上げてしまった。
「おやおや」
耳ざとくそれに気づいた男がニヤニヤと下品な笑いを浮かべる。
「ずいぶん感じているじゃないか」
(そんな! わたしは、感じてなんかっ!)
涙のにじむ目で男を睨む。助けを呼ぶ声は全く出てこないのに、こういう声だけは漏れ出てしまうのが腹立たしい。こんな卑劣な人の思い通りになんか……。
だが今、男の手は、その彼にさえ触ることを許さなかった香織の秘部に触れようとしていた。
そして――。
「あっ……!」
男の指が布越しに割れ目に沿って進み、その終着にある密やかな蕾をなでた瞬間、身体の奥底から湧き上がるえもいわれぬ感覚に、香織は思わず声を上げてしまった。
「おやおや」
耳ざとくそれに気づいた男がニヤニヤと下品な笑いを浮かべる。
「ずいぶん感じているじゃないか」
(そんな! わたしは、感じてなんかっ!)
涙のにじむ目で男を睨む。助けを呼ぶ声は全く出てこないのに、こういう声だけは漏れ出てしまうのが腹立たしい。こんな卑劣な人の思い通りになんか……。

