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降りしきる黄金の雫は
第7章 7 雨
ぐずついた天気なのに身体も頭もすっきりとした目覚めを得る。
「なんだか、すごく軽くて調子がいいな」
昨晩の桂さんとの行為を思い出して一人赤面してしまう。本当にあった出来事なのだろうか。全裸の上体を起こすと朝の起立を目の当たりにし、また赤面する。
「こ、こんなに強く立ってるなんて……」
身弱な僕は精力も弱い方でこのような『朝起ち』を若いころから得ることは少ない。欲情もないのでそのままにし着替えを探した。
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