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ご褒美はキミ
第6章 麻痺していく
充輝先輩の手が内腿を強く掴んだ。
体が浮いて、慌てて首に回した腕に力を入れる。


充輝先輩は反動をつけて私を抱き上げると、お尻の下をしっかりと支えて歩き始めた。


下ろされたのは、ソファの前。

片足を充輝先輩の腰に巻きつけるように持ち上げられて、割れ目がパックリと開く。
冷たい空気に晒されて、恥ずかしさのあまり充輝先輩の胸に顔を隠した。

豊先輩の指はもうそこにはなかった。
それなのにまだ触られているような感覚が残っている。

「おいで」

充輝先輩は私を抱きしめたまま、ゆっくりと後ろに倒れていく。
そうやって、ソファに座った充輝先輩の膝を跨いで座らされた。

「もっと、くっついて」

お尻を直に掴む手に、力が篭る。腰をピッタリと寄せると、再び中心の下にソレが戻ってきた。
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