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ご褒美はキミ
第6章 麻痺していく
「逆に食べさせてあげたってか?それ、リキュールじゃん」

豊先輩が面白そうに指摘した。

「今の真帆に必要なのは、固形物じゃなくて水分だろ。……潤った?」

「はっ……あぁんっ」

返事をしようとした時、充輝先輩が首に吸いついてきた。

「まだ、足りないのかな?」

視界の端で、高志先輩がリキュールを口に含む。

「こ、こんなの……だ…めぇ……」

僅かな抵抗は役に立たなくて、高志先輩は私のあごを掴んで唇を重ねた。

「んっ……んんっ…」

飲み込むと、侵入してきた舌が私の舌を絡めとった。
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