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ご褒美はキミ
第6章 麻痺していく
「……っ、だ…めぇ」

脱がしにかかる手を掴んで止めようとした。

またあごを持ち上げられて、高志先輩の顔が近づいてくる。
けれど今度もリキュールは溢れでて、肌と服を濡らしていった。

「脱がないの?このままだと風邪ひくよ?」

「う…んっ……」


風邪、ひいたら……ダメだ…よね……?

め、いわく……かけちゃう……


「……ぬ、ぐ」

「真帆、いい子だね。ご褒美に手伝ってあげる」
「あ…りがと……」

何も疑問に思わなくて、ただ褒めてくれたことが嬉しくてニッコリと微笑んだ。

肩を撫でるように、充輝先輩はブラウスの内側に両手を滑り込ませた。
ブラウスとジャンパースカートは、その手の動きに併せてゆっくりと滑り落ちていく。

「俺も手伝ってあげる」

背後で声がして、腕から服が脱ぎ取られていった。
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