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狼に囚われた姫君の閨房録
第6章 局中法度
私は書き物をする歳三の背を眺めていた。数え切れないくらい歳三の情熱を注がれて、起き上がれないのだ。
「よし、完成だ」
満足そうに、歳三は筆を置いた。私に、箇条書きにした巻き物を見せる。
「どうだ? これが壬生浪士組の法度だ」

一つ、士道に背くまじきこと
一つ、局を脱するを許さず
一つ、勝手に金策致すべからず
一つ、訴訟を取り扱うべからず
一つ、私闘を禁ずること 
以上に背いた者は、切腹申しつくべく候

「……それが組の規則ですか?」
私は言葉を失った。いくらなんでも、厳しすぎないか?
禁止事項はわかるが、いきなり切腹とは。
「厳しかねえよ。得体の知れない輩をまとめるには、このくらいの罰則がいるんだ」
「芹沢鴨のことでございますか?」
「わかってるなら、聞くことねえだろう」
歳三は私に近づくと、足を開かせた。
ピクピクと蠢く花弁から、雫がしたたっている。花びらをくつろげると、歳三は墨汁を含ませた筆で亀裂をなぞった。
突起も、襞も、愛の泉も筆を這わせられ、私はのけぞった。
「いやああっ!」
恥丘が真っ黒になる。どうして、こんな……
「じっとしてやがれ。女拓を取るんだからよ」
歳三が半紙を墨だらけのあそこに押し当てる。女肉の形を象るように丁寧に。
やがて、私の女陰そのものが半紙に映された。包皮に包まれた木の実も、びらびらも、丸わかりだ。
「やだ……そんなこと……らめぇ……」
私が半紙をとりあげようとすると、
「容保公のご所望だ」
歳三は畳の上に、大事そうに半紙を広げた。
「局中法度を定めろって言ったのも、容保公さ。そいつと一緒に、これを出せってよ」
「容保様の……」 
そう言われては、引き下がるしかない。
法度といい、この女拓といい、容保様はなにを考えているのか?  
「あとで、藩邸に行ってくるからよ。お前は、その間、その墨汁を風呂場で流しとけ」
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