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狼に囚われた姫君の閨房録
第1章 試衛館
「あの時、僕たちは誓ったんだ。君をぜったい守るって」
総司が私の顔を自分の方に向けて、唇を落としてきた。軽くて優しい接吻。
「……ん」
軽く喘ぐと、一が単衣の裾をまくり上げた。
「ああ……」
二人がかりで、体を撫で回される。試衛館に来た時から受けてきた愛撫に、私は素直に反応した。
背筋、足の裏、内股、おしりを、総司と一は優しく撫でさする。
着物越しに胸を揉む総司。足の指一本一本に丁寧に舌を這わせる一。
念入りな愛撫に、私は声を抑えられない。
「いや……あぁ」
私を絶頂まで追いやりながらも、二人は決して単を脱がせようとはしない。
直接触れて欲しいのに、触れられないもどかしさ。嬲られ、焦らされ、私は足をもじもじさせて、快感に耐えた。
「わかったでしょ? 君は僕たちからは離れられないんだよ」
総司の唇が重なった。口内を舌が蹂躙し、私は舌を絡めて応じる。
一は私の太ももを舐め上げ、私を追い込む。
「離さないで……私を……京へ……」
呂律が回らない。熱くほてった体は全てが性感帯と化していた。
「連れて行くさ。連れて行くとも」
一が私の太ももを吸い立てた。
秘唇からは果汁が滴り、太ももを伝っていた。それを舌舐めずりして味わう様は、たまらなく淫猥である。
焦らされ続けた体は、とうとう臨界点に達した。
「ああ〜っ! ううう〜っ!!」
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