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狼に囚われた姫君の閨房録
第16章 池田屋事件(後編)

「うりゃああっ!」
初太刀は新八だった。
たまたま、下に降りてきていたのだろう。浪士の一人を袈裟懸けにした。
「総司、平助!ここは俺と新八が食い止める。二階を頼む!!」
奥から走り出てきた浪士を斬り伏せながら、父が叫んだ。
「了解!行くよ、平助!!」
「おうよ!」
楽しそうに階段を駆け上がる二人。
階段を降りてきた浪士たちと鉢合わせになった。小競り合いとなる。
浪士と鍔迫り合いになりながら、平助が声を張り上げる。
「総司、お前は上に行け!こいつらの相手は、俺がする!!」
「わかった。頼んだよ、平助!」
総司は二階へと消えていった。
初太刀は新八だった。
たまたま、下に降りてきていたのだろう。浪士の一人を袈裟懸けにした。
「総司、平助!ここは俺と新八が食い止める。二階を頼む!!」
奥から走り出てきた浪士を斬り伏せながら、父が叫んだ。
「了解!行くよ、平助!!」
「おうよ!」
楽しそうに階段を駆け上がる二人。
階段を降りてきた浪士たちと鉢合わせになった。小競り合いとなる。
浪士と鍔迫り合いになりながら、平助が声を張り上げる。
「総司、お前は上に行け!こいつらの相手は、俺がする!!」
「わかった。頼んだよ、平助!」
総司は二階へと消えていった。

