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私は・・・Mでした
第4章 はじまり
本当のことを言えば興味はあった
と言うよりはSMをしたいと思っていた
もちろんM女として・・・

颯太さんに「自覚させてあげますよ」って言われて、怖さが先に立った

「瑞希さん、ごめんなさい
どうしてもこんな話をするとSの血が騒いでしまい・・・
無理矢理なんかしないから安心して」

「颯太さん私の話、聞いてくれますか?
私、何度も颯太さんの言葉を否定していたけど、本当はMだと自覚していました
だから・・・
私のこと、いじめてくれませんか?」

「瑞希さん、無理することなんかないんだよ。
本当にMなのかもしれないけど
俺にいじめてほしいなんて思ってないよな
きっと、ここにいるだけでも嫌なはずだよ
俺が車で送っていくから落ち着いたら帰ろう」

「私、しばらくここに居たいの
颯太さんの事をもっと知りたい
私にSM教えて」

「瑞希さん・・・」

「颯太さん・・・」
自分から目を閉じ、キスを求めた

あっという間に激しいキスになった
私の漏れる吐息

「瑞希、あの言葉、本気にしても良いのか?」

「はい
今は、心の底から言えます
颯太さん、私を調教してください」

ようやく言えた素直な想い
でも、私の想像とはかけ離れたSMだった
それなのにどんどん溺れていく私
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