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第1章 崩口川（くえくちがわ）

その日の夕方６時過ぎのことであった。

ところ変わって、のりおの一家が暮らしている豪邸のダイニングにて…

ダイニングで家政婦さんが家族が食べる晩ごはんを作っている時に、のりひこが帰宅した。

「のりひこさん、お帰りなさい。」

家政婦さんは、やさしい声でのりひこに『もうすぐ晩ごはんができるよ。』と言うた。

のりひこは、ブゼンとした表情でひと言も物を言わなかった。

家政婦さんは、やさしい声でのりひこに晩ごはんができたことを言うた。

「のりひこさん…きょうはのりひこさんの大好きなお肉をたくさん焼いたので…」

すると、のりひこはとげとげしい声で『食べん!!』と言うて家政婦さんに怒っていた。

「食べんって…きょうはのりひこさんの大好きなお肉をたくさん焼いたのよ…少しでも…」
「きょうは上司夫婦と食べて帰るというていたのになんでいらんことしたんゾ!!」

のりひこは、家政婦さんに思い切り怒鳴りつけた後、背中を向けて自分の部屋へ閉じこもった。

家政婦さんは『せっかく晩ごはんを作ったのに…』と怒った後、晩ごはんをゴミ袋に棄てた。

その日の深夜０時頃のことであった。

ところ変わって、崩口川（くえくちがわ）の草むらにて…

「オドレのりひで!!ワーーーーッ!!」

のりおは、ものすごく怒り狂った表情でのりひでを物で殴って攻撃していた。

華永は、のりおに逆らうと家にいられなくなるのが怖いので、震える声で泣くより他はなかった。

のりおは、その翌日にのりひでを城ノ井の家の戸籍から強制的にぬいて、カンドウした。

のりひでは、崩口川の草むらに置き去りにされた後に城ノ井の家に帰ることができなくなった。