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第1章 崩口川（くえくちがわ）

それから数日後のことであった。

ちえりが勤務していた職場の大手運送会社の営業所から配送する予定であった高価な品物ばかりがなくなっている事案が発生したので、親会社が調査に乗り出ていた。

この日、ちえりが勤務していた職場の配送ヤードからなくなっていた高価な品物ばかりがメルカリ(アプリ)に出品されていると言う情報が流れていたので、騒ぎが広まっていた。

その上、ちえりが職場に出勤しなくなったので職場の人が人手が足りないと言うて困っていた。

職場の人は、ちえりの父親が勤務している職場に電話をかけたけど、先方さんは勤務中であることを理由に電話を取り次がなかった。

その頃であった。

ちえりの父親が働いている職場で勤務している若い男性従業員数人が怠けが原因で休んでいた問題が発生していた。

人手が足りずに困っている中で、ちえりの父親は現場責任者の人から電話がかかっているので事務所へ来てくださいと言われたので、ものすごくイラついていた。

ところ変わって、職場の事務所にて…

ちえりの父親は、黒電話の受話器を手に取って電話をしていた。

電話は、のりおからであった。

のりおは、警察署の署長室の電話を使ってかけていた。