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崩口川(くえくちがわ)
第2章 崩口川(くえくちがわ)・排撃
「アタシ…よその高校に転籍しないから…20単位残してやめることにしたから…」
「高校をやめる…高校をやめてどうしたいのよ!?ねえ華菜永!!」

姉は、華菜永が高校をやめると言うてだまりこんたので、ものすごくオタオタとした表情になっていた。

「華菜永…華菜永、どうして高校をやめると言うのよ…また4月からがんばって行けば卒業できるから…華菜永ってば!!」

この時、祖母はふたりの姉に対して、今の華菜永の気持ちは高校に対して激しいギネンを抱いているからなにを言うてもダメだと言いはったので、ひどい大ゲンカに発展した。

「華菜水(かなみ)!!もうダメよ!!今の華菜永は高校に対して激しいギネンを抱いているから…もうやめさせることが決まっているのよ!!」
「やめさせるって…それじゃあ、華菜永はどうなってしまうのよ!!」
「華菜水!!」

祖母は、強烈な声で姉に叫んだあと、華菜永と沙菜永はヤクザの組長の家に行儀見習いに出すと口走ったので、話し合いはケツレツに終わった。

華菜永は、くすんくすんと泣きながら『アタシがヤクザの組長さんの家に行かないと…亡くなった義父が犯したあやまちを許してもらえなくなるから…だから高校をあきらめると言うたのよ!!』というてからワーワーと泣き叫んでいた。

姉は、なにを言うてもダメだと怒りながら弁護士さんと一緒に家から出て行った。

助けの手立てを喪くしてしまった(なくしてしまった)家族は、家ごとテンプクしたようだ。

華菜永は、生きて行く気力を喪くしたことを苦に、浴室でリスカをして生命(いのち)を絶ってしまった。
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